【支援の必要な子がいる学級の授業づくりとは?6】

IMG_0974【支援の必要な子がいる学級の授業づくりとは?6】

櫻田です。支援の必要な子がいる学級の授業づくりとは#6

通常学級における支援の必要な児童生徒は、6.5%と言われています。

その子たちも含めた児童生徒全員が楽しく学び合って「わかる」「できる」授業づくりをするためには、コツが必要です。

全国での講演でいただいた質問から、そのコツについてお話していきます。

授業デザインの概要・実際については、こちらからどうぞ。

http://sakuradasite.thebase.in/

Q:学級の中に支援を必要とする子どもが数名おり、個別支援の手が足りないのですが、どうすればよいですか。

A:ユニバーサルデザインの授業を進めながら、校内の先生方、クラスの友達の力を借ります。障がい=特性×環境です。特性を変えるのはとても難しいことです。環境を変えます。ユニバーサルデザインの授業づくりをする際に一番最初にするのは「GTS」。

G=ゴールが見えるようにすること。つまりは、今日の身に付ける力は何かを焦点化し、先生も子どももわかるようにすることが大切です。

T=タイムが見えるようにすること。第1問題は何分で解決し、学び合いの時間は何分でどんなまとめにするのか。適用問題は何分で行い、評価問題は何分で行うのか。授業の感想は何分間で行うのか。それぞれ教師も子どももわかるようにするとともに、タイムタイマー等で時間が見えるようにすることが大切です。

S=シェアリングを必ず入れること。わかる=話したり書いたり表現できることです。アウトプットすることで、わかった「つもり」をなくしていきます。限られた時間内に、先生1人で支援の必要な子どもへ個別に対応することは不可能です。また、先生の説明が必ずしも分かりやすいとは限りません。認知の仕方は十人十色です。支援を必要としない子の力を大いに信じ、助けてもらいましょう。わかる子どももわからない子どもに説明することは学びになります。

学級で一緒に学んでいるのに、それぞれの子どもがバラバラに活動し、わかる子は時間を持て余し、わからない子はわからないまま、先生があちこち動き回っているというような授業は、もったいないと思ってしまいます。学級にいる子どもたちが、「みんなでわかって、みんなができたら、みんながHappy」だと思えるような雰囲気づくりを学習をとおして作っていくことが大切です。

※【2017年度 あきたまなびメールプレミアム】では、
櫻田が2017年度で行う発表、講演、講義のプレゼン資料+音声(大学院、大学、上級コーディネーター研修会、学会、研修会等)を全て配信します。

http://sakuradasite.thebase.in/items/5035161

このメールを1年間読み、
音声を聞くことで、
自然に「UD(ユニバーサルデザイン)の授業づくり」「AL(アクティブ・ラーニング)の授業づくり」のポイントを身に付けることができます。

その他、【あきたまなびメールプレミアム】では、次の内容もお送りする予定です。

・秋田県指導主事会議の内容について
・秋田県南教育事務所管轄指導主事会議の内容について
・秋田県学力学習状 況調査の問題とその解答について
・秋田県教育専門監(スーパーティーチャー)の授業DVD(国・算・理・外国語)
・櫻田が20回程度訪問指導する授業についての報告書、指導音声
・櫻田が参加した研修、講義、講演の内容について
・櫻田が他の先生と対談した音声
・その他、櫻田が学んだこと、おすすめの書籍・・・

また、2017年度は、
「あきたまなびラボラトリー」を定期的に開催する予定です。(場所:秋田県大仙市)
(第1回目は2月25日「就学時検診で一体どんな力をみているのか」が開催されました。)
その内容についてもお送りします。
また、秋田に来られて参加したいという方には、参加費を無料にいたします。

つまり、
櫻田のインプット、アウトプット、マインドとノウハウのほぼすべてを
「 あきたまなびメールプレミアム」でお送りしようというわけです。

ぜひ2017年度は
子どもたちに
「学校がだいすき! 友達がだいすき! 勉強がだいすき!」
と言わせる先生になってください。

http://sakuradasite.thebase.in/items/5035161